●今までに日本画と自分の作品との関係性について意識したことがありますか? |
1.はい |
●1に該当した方。具体的にどのように意識しましたか?あるいはしていますか? |
私の作品は現状の日本画に対するアンチテーゼであると思っています。
ですが、実は「日本画」と表裏一体の影でもあるのだと最近思います。 |
●自分の作品はしいていうなら何と呼ばれるのが望ましいですか?
あるいはどの様な位置付けで見られる事が望ましいですか? |
私は自分の作品を「日本画」ならぬ「ニッポン画」と称しています。
これは現状の「日本画」少なからずに不満からがあるためです。
ちなみにニッポン画とは
一、現在の日本の状況を端的に表現する絵画ナリ
一、ニッポン独自の笑いである「諧謔」を持った絵画ナリ
一、ニッポンに昔から伝わる絵画技法によって描く絵画ナリ
というのが三つの柱になっています。 ですから美術業界のなかでの私の作品は「日本画」から見ても「現代美術」から見ても「色物」という位置づけだと思います。 |
●現在の様な作風に変化したのはいつ、どの様な事がきっかけですか?
思い当たる事があればお答え願います。 |
大学時代マクドにてハンバーガーを食べているときにふと思いつきました。
「!!・・・?」←こんな感じでした。 |
●膠を使う方。濃度は何%ですか?あるいは水に対して何膠をどのくらいいれますか?
又、ドーサの濃度はどのくらいですか? |
膠は三千本を使っています。一本につき100ccの水ですから約15%です。
ドーサはこれを大体10倍に薄めて明礬を入れてますから1.5%くらいです。(明礬の量は紙の種類や厚みによって変えています)これを基本に夏は少し濃いめ、冬は少し薄めです。
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●日本画の画材に対する自分なりのこだわりなどはありますか? |
「日本画の材料」というかなるだけ近代以前の日本の絵画に使われていた材料を使おうと思っています。現在では手に入らない材料や製法が変わってしまったものに関しては現在手に入る物を使います。また、表現上もしくは経済的な面でそれがかなわない場合は他の材料も使います。 |
●あなたにとって日本画とは何ですか? |
美術の一ジャンルです。しかしこのジャンルは現実に存在しているのに実態がつかめないという不思なものです。 |
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