●今までに日本画と自分の作品との関係性について意識したことがありますか?
1.はい
●1に該当した方。具体的にどのように意識しましたか?あるいはしていますか?
常に自分の作品と「日本画」という言葉の関係は意識していると思います。「せざるを得ない」といった感じでしょうか。
●自分の作品はしいていうなら何と呼ばれるのが望ましいですか?
あるいはどの様な位置付けで見られる事が望ましいですか?
現在私は自分の作品を膠絵(にかわえ)と称しています。しかし、基本的に見る人が好きなように呼んでくれたらよいと思います。
●現在の様な作風に変化したのはいつ、どの様な事がきっかけですか?
思い当たる事があればお答え願います。
学生時代、日本や中国の様々な古典絵画に魅せられ、それらの作品から得た要素をなんとか自分の作品に応用できないだろうかと思い現在の作風に至っています。 大学時代文化財の保存・修復を専攻し、制作とともに表装や保存の事も考えるようになりました。
●膠を使う方。濃度は何%ですか?あるいは水に対して何膠をどのくらいいれますか? 又、ドーサの濃度はどのくらいですか?
三千本膠を6〜7%。 ドーサは約2%の膠水に少しずつ明礬を入れ、調整しています。絹を使う場合はさらに薄めて使っています。
●日本画の画材に対する自分なりのこだわりなどはありますか?
私はペインティング(塗る)よりもドローイング(描く)に興味があり重点を置いています。 絵具を極力塗り重ねずに、線や余白、又基底材の質感等を生かした作品を作りたいと思っています。 近代以前の作品でそのような素晴らしい作品が数多く存在します。しかし、現実的には非常に満足いく作品が描けず、毎回苦心しています。
●あなたにとって日本画とは何ですか?
あまり「日本画」という言葉について深く考える事は避けています。もともと定義の無い言葉であって、現在も人により解釈が様々で定義を1つに統一する事の出来ない曖昧模糊とした言葉だと思います。したがって、得体の知れない「日本画」という言葉について深く言及する事はあえて避けています。



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